皆さん、こんにちは。横須賀市の行政書士、曽我です。ずいぶんと更新が疎かになってしまいました。
本日は、先週発表された、中小企業庁の補正予算の概要についてお話しします。
概要
中小企業庁のHPを見ていただければ、非常にわかりやすいかと思います。
その中でも、一般的な企業様や個人事業主様であれば、
- 事業復活支援金
- 事業再構築補助金
- 生産性革命補助金
- 資金繰り支援
が気になるところではないでしょうか。
事業復活支援金
月次支援金に続く、大型の支援金となります。以下概要です。
- 中堅・中小・小規模事業者、フリーランスを含む個人事業主が対象(地域・業種問わず)
- 新型コロナの影響で2021年11月~2022年3月のいずれかの月の売上高が50%以下に落ち込んだ事業者に対し、5か月分(11~3月)の売上高減少額を基準に算定した額を一括給付 ⇒ いずれかの月が対象であれば、一括支給となります。
売上高減少率 | 個人 | 1億円以下 | 1億~5億円 | 5億円以上 |
▲50%以上 | 50万円 | 100万円 | 150万円 | 250万円 |
▲30%~50% | 30万円 | 60万円 | 90万円 | 150万円 |
事業再構築補助金
こちらは今も実施されている補助金ですが、継続(一部要件緩和)となります。
- 新型コロナの影響で2020年4月以降の売上高が10%以上減少した中小企業等に対し、新分野展開や業態転換等の事業再構築に係る設備投資等を補助
- 補助金の上限額8,000万円
- 売上高減少要件を一部緩和(複数事業者が連携する場合は売上高減少分を合算可能とする、など)
- グリーン成長枠を創設し、売上減少要件を撤廃した上で、上限額を引上げ
生産性革命補助金
こちらも現状実施されているものの継続になります。
ものづくり補助金
革新的製品・サービスの開発又は生産プロセス等の改善に必要な設備投資等を補助
持続化補助金
小規模事業者が経営計画を策定して取り組む販路開拓等を補助
※インボイス発行事業者に転換する場合の環境変化への対応を支援する特別枠を設ける。
インボイス発行事業者というのは、国税庁のHPをご覧いただければと思いますが、非常に難しい、かつ、早急に対応する必要があるかどうかはその事業者様によります。
IT導入補助金
業務効率化やDXのために導入するITツール等の費用を補助
※インボイス方式への対応も見据えた会計ソフト等のITツール導入をこれまで以上に促進するため、補助率の引き上げ、クラウド利用料の2年分の補助、PC等のハード購入補助を実施。
こちらにもインボイス制度への対応補助金がありますが、上述の通りです。
事業承継・引継ぎ補助金
事業承継・引継ぎに係る取組みを、年間を通じて機動的かつ柔軟に支援
資金繰り支援
- 日本公庫による実質無利子・無担保融資及び商工中金の危機対応融資を年度末まで継続。 また、日本公庫による資本性劣後ローンを来年度も実施。
- 中小企業の経営改善等を支援する伴走支援型特別保証の上限を引き上げた上で、来年度も実施。セーフティネット保証4号については期限延長。
来年度ということですから、2022年度(2022年4月1日~2023年3月31日)中は実施するということでしょう。
以上が、ざっくりとした一覧となります。お困りの方、また「結局よくわからないんだけど、何かうちの会社に利用できるものはあるのかな?」という疑問等があれば、どうぞ遠慮なくご連絡ください。
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